技能五輪世界大会の結果が発表されました。
　日本代表の野々井君は、12位となり惜しくも入賞を逃しました。
adminも18日(日)に見学に行ってきましたが、なれない機械で調整が難しいようで、大変そうでした。
　外国から来た選手の中には、ルーターテーブルや、作業台などを持参できている選手も多く、中には集塵システムまで備えている選手もいました。多くの電動工具を持って来ていた選手は、メーカーのバックアップがあったのではないかと思えました。
　時間内に堅木(タモ)を加工するために、ホゾの加工をノミではなくハンディールーターを使用したり、ホゾの胴付き加工を押し切り機でやったりと、私たちの常識を越えた加工風景でした。
　日本の選手も伝統的な加工方法に囚われずに、機械を多用した方法を編み出していく必要がありそうです(それが普段の仕事に役立つかは疑問ですが)
　短い時間内で難しい課題を(しかも課題は当日の発表)22歳以下の若い選手達がこなしていることは、驚きでもありますし、これからの活躍にも期待できます。
建具職種の結果

明日21日(水)から、東京ビッグサイトにて[2007東京国際家具見本市」が始まります(24日(土)まで）。23日(金)・24日(土)は一般公開日となっています。
国内外約400社のメーカーが、家具・インテリア関連製品の新製品を出品し、東京発のデザイン性の高い、家具や、ファブリック、照明、インテリア・アクセサリー、ハウスウェアなど生活を豊かに楽しくする品々の出品とともに、最新の日本人のライフスタイルにあった住空間の展示に毎回注目が集まっています。(公式HPより）
群馬県の(株)木地屋さんもエフディ株式会社と共同で出品します。
(株)木地屋さんによると、国際家具見本市へは初めての参加であり、30代男性向けの家具をデザインし、展示するとのことです。

第39回技能五輪国際大会が、14日より静岡県沼津市で始まりました。
22才未満の選手達が15日より18日まで計22時間にわたって課題を製作します。
建具競技では、外国に合わせて堅木(楢など)でアールの窓などを製作する場合が多いようですが、課題は事前公表されないので、普段の技と経験が勝負となります。建具競技の詳細はこちら（ユニバーサル技能五輪公式ページ)にあります。
今回の技能五輪国際大会では、日本から香川県の野々井君が挑戦します。
adminも見学に行きますが、競技内容が楽しみです。

平成19年度「現代の名工」が発表されました。
今年度建具業界からは4人の方々が選定されました。

岩手県　長山工芸　長山三蔵氏（67歳）
群馬県　佐藤建具店　佐藤博宣氏（55歳）
新潟県　渡邊建具店　渡邊文彦氏（32歳）
佐賀県　（有）建具家具工房松尾　松尾克美氏（59歳）
（年齢は厚生労働省発表のもの）

新潟県の渡邊文彦氏は、32歳という若さでの受賞となり、「特に注目される受賞者」6人の中にも入っています。
おめでとうございます。

厚生労働省　平成19年度「現代の名工」受賞者リストに、今年度の全ての受賞者が、
現代の名工　過去の受賞者リストに、平成9年度からの受賞者が載っています。

群馬県沼田市の小島建具店では、ネットを利用して木製障子の通信販売を行っている。建具屋ドットコムと言う名前で運営して約2年経つが、毎月数件の注文があるという。
小島建具店では「ネットでの注文は、素早い対応と誠意が大切」と言っている。